超能力学園
「蓮、どうしたの!?」

「わり…。ちょっと…頭冷やしながら帰るから…先帰ってろ。」

「…わかった。」





聞きたいことはたくさんあるけど




今は聞いたらダメだ。




蓮が話したくなるまで…あたしは支えるから。






歩き出した蓮を見送って、あたしも歩き出す。







「あの…」

「あ、さっきの。」





歩いてる途中、さっきの人に呼び止められた。






「…蓮の彼女ですか?」

「はい。あの…あなたは…」

「草野匠。…蓮と…同じ施設で…。」

「もしかして…!蓮に化け物って…」

「聞いてたか…。」

「いや、聞いてたってゆうか…記憶を…」

「あんたも能力者?」

「はい、化け物です。」





あたしがそういうと苦笑いをした草野くん。




この人は悪い人?






「あたしは鹿央桃華。一応説明しとくと記憶を操る力。」

「そっか…。蓮と同い年?」

「はい。」

「ってことはタメだから敬語とかお互い無しで。」

「わかった。」





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