超能力学園
「あいつも後悔してたよ。実の兄貴だし。両親はもう蓮なんか忘れたように過ごしてるみたいだけど。」

「あたし…最初蓮に会ったとき、事故で蓮の記憶を見たの。」

「そっか…。」

「あたし、蓮から頼まれるまで何もしないよ?今聞いたことも言わない。だけど…蓮にほんとに謝りたいなら頑張って。応援する。」

「わかった。」

「じゃあ…。」





蓮が心のそこから草野くんや弟を恨んでるわけないのはわかってる。




だけどあたしはそれを勝手に教えたらいけないと思う。




でも蓮にはわだかまりとか無しになってほしいから…




仲直り出来るならしてほしいから…





頑張ってね、草野くん。






大丈夫かな、蓮。






歩きながら考えるのは蓮のことばっか。





あたし、蓮が好きだよ。





どんな蓮も好き。




だけど今の蓮が一番好きだから…




前の蓮に戻らないでね?





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