超能力学園

「呼び捨てんな…。」

「友達じゃんか。」





いつからだよ…!!




めんどくさい奴だな…。






「あ、寮長のとこ行くんだろ？」

「寮長？…あぁ。行く。」





担任から行けって言われた。





あんま人に関わりたくねぇけど。






「俺が案内してやるよ♪」

「別にいい。」

「行くぞ!!」

「話を聞け…!!」





まぢでめんどくさい!!




なんなんだ、コイツ!!




教室と比べていきなりフレンドリーだな…。






寮長の部屋に向かう途中。





「なぁ、蓮ってなんの能力？」

「呼び捨てんな…。」

「俺は物の記憶を見る力!!物だけだけど。」

「俺は…」





言ったらコイツも避けるようになるよな？





だったら言った方がいい。





「声。」

「ん？」

「俺は感情を込めた言葉をホントに出来る。つまり…『窓割れろ』！」





俺がそう言った瞬間近くの窓が割れた。






……要？…は驚いて立ち止まってる。




そんなもんだ。






「こういうことだ。…わかったらもう近寄んな。」