超能力学園
寮長の部屋を自力で探し出すために歩き出した。





こんなことは初めてじゃないし、いまさら傷ついたりもしない。







「れ、蓮!!」





後ろで要が呼んでるけど無視して歩いた。





そしたら、足音が近づいてきて肩を掴まれた。





「なんだよ?」

「お前…すげぇな。」

「は?」

「その力!!予想はつく。暴走したら相手を傷つけたりもするんだろ?」

「…わかってんなら触るな!!」

「でもすげぇもん。」





めんどくさい!!




この学園は変な奴等ばっかりだ。




能力者だって、人間。





俺が厄介だとは思わねぇの?





俺の力は危険すぎる。






「お前といい…桃華といい…。」

「桃華?仲良くなったのか!?」

「別に。名字覚えてないだけ。名前はうまそうな名前だったから覚えてた。」

「お前見かけによらず面白いなぁ!!」





どこかだ。




こいつはホントなんなんだ。





「お前も桃華も変。普通は俺を怖がって近寄らねぇ。」

「んー…まぁそうかもな。でもそれって多分桃華の影響だな。」





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