超能力学園
「もしもし。」

「蓮か。珍しいな。」

「今授業中?」

「まぁ。教室ではな。」





サボリかよ。




人のこと言えないか。






「お前の学校に同学年でハルって名前の女いる?」

「ハル?どうゆう字?」

「さぁ。」

「ハルだけなら2人いるけど。」

「うーんと…ロングで茶色で化粧と香水。」

「キレイに単語で構成されてるな…。他は?」

「たれ目。」

「あぁ、わかった、陽のほうだな。太陽の陽。」






そいつか…。





「どんなやつ?」

「普通。だけど気が強くて女子の間では評判よくないかな。」

「ふーん…。」

「なんだよ、蓮、浮気か!」

「ちがう。お前じゃない。」

「誤解うむだろ!」





俺が知りたいのは桃華の天敵のことってだけだ。






< 142 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop