超能力学園
「蓮って寒いの苦手?」

「はい。」

「見た目まんまだな!」





そんなに?




まじでよくわからない。





そんなくだらない会話をしながらも買い物は進んでいく。






「先輩、彼女とかいないんすか。」

「いねぇな~。いたらお前なんかつれてこねぇよ!」

「確かに。」

「お前むかつくなー!」






かっこいいけど…。




要タイプか。






「お前さ、かなり変わったよな~。」

「は?」

「最初会ったとき、すっげぇ暗いし愛想ないし、そのくせ隠しきれてない闇とかあったし。心開かなさそうだから、まじでどうしてくれようかと思ってた。」

「なるほど。」

「だけどなんもしなくても変わってくからビビったわ。」

「あぁ…。」

「今のおまえの方が俺はいいと思うけど。」

「俺も思います。」





昔の俺なら嫌われていくことしかなかったと思う。





だけどまぁ、こうゆう話に必ず出てくるのはアイツだ。







「今桃華ちゃんのこと考えたろ?」

「考えてない。」

「顔がにやけた。」

「にやけてない。」





それから買い物が終わるまで、寮長とくだらない話をした。





まぁ、新鮮で楽しかった。





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