超能力学園
「明日からどうしよう。」

「正面玄関も裏口も張ってたのにダメだったね…。」

「遠隔操作できるってこと?」

「それはわかんないけど…。」





でも今ひとりになるのは危険だし…。





クラスのみんなはかなりストレス溜まってると思う。





次は自分かもって。







「犯人はクラスの奴」

「蓮!?」

「じゃないと思う。」

「びっくりしたー…。」

「クラスの奴ばっかやられてるってことはあとに残るほど自分が疑われる可能性が高くなる。隠れてやる奴がそんなリスク背負わないだろ?」

「まぁな…。」

「蓮くん探偵みたーい!」

「はぁ?」






あたし考えてなかった…。




クラスの誰かが犯人の可能性なんて。





でも他のみんなを疑ってるのにそれはおかしいよね。





反省だ。






「いいんじゃねぇの、桃華はそれで。」

「えっ?」

「考え透けてる。」

「うっそ…。」

「桃華はそれでもいいんだよ。全部を疑うのは俺の役目だ。」






ありがとう、蓮…。






「ねー要もあれくらいイケメンになりなよ!」

「はぁ!?」





あぁ、また話が訳わかんない方向に…!






こんな調子で会議?は続いた。






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