超能力学園
学校から少し歩いたところにある寮への帰り道。




要と奈留は2人で話ながら前を歩いてる。





これは今度遊びに行くときも俺らいらねーじゃん。






「2人でも大丈夫じゃん…♪」

「え?」





桃華が隣で呟いた言葉がたまたま耳に入った。





「蓮も気づいてるでしょ?奈留が要好きだって。まぁ、クラスの人はほとんど気づいてるけどね!!」





まぁ、気づかない方がおかしいな。




要は当事者だし。





「だから、あたしのできる限りで協力してあげてるんだ♪要も奈留を好きっぽいし。」





ふーん…。




気づいてたんだ。





奈留と違って要はわかりにくいはずだけどな。





人気者はよく人を見てるな。





「…つかさ、お前は?」

「は?」

「お前は要が好きなんじゃねぇの?」

「え…?」





流れにのって聞いてみてしまった。




まぁ、いいや。





「ぷっ…ありえないよ〜!!奈留には悪いけど、あんなチャラ男無理!!」

「あっそう…。」

「でも、なんで?」

「よくこっち見てるから。」

「え!?」





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