超能力学園
「いいんだよ、変にいろいろ考えなくても。会っちゃったんだもん、直感で決めても大丈夫だよ。」

「だけど…」

「ぶつかってもすぐ戻れるのが家族なんだって。だから、向こうから来てるんだ期、全部思ったまま話したら?」






家族をあんまり知らないあたしが言うのはおかしいかな。






知らないからこそ、それしかないと思う。








「ふっ…わかった。ありがとな。」

「いけるの?」

「あぁ。俺より桃華のほうが男らしいな。」

「嬉しくないんだけど。」

「ははっ。マジでありがとう。」






そして蓮に抱きしめられた。





それからおでこに軽いキス。







「行くか。」

「あたしも?」

「当たり前。」







ねぇ、わかってる?




こんなとこでやるから…





あたし真っ赤なんだよ?





ずるいよ…。




赤い顔を隠しながら蓮に着いていった。







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