超能力学園

桃華が俺の足を軽く蹴る。





多分、素直になれって言ってる。





別に嬉しいとか思ってねぇし。






マジで。






「てか蓮兄、彼女もレベル高いし。桃華先輩かわいすぎ！」

「ほめすぎだよ、さっきから！お世辞は充分です♪」

「お世辞じゃないのに。」

「おい、カイ。お前女に慣れてるだろ。」

「あ、バレた。匠先輩言ったの！？」

「言ってねぇよ！」

「桃華に近寄るなよ？」







あれ、なんか普通に話せてるし。





怖。







「蓮兄、ケータイ教えて！」

「やだ。」

「なんで…。」

「親にバレたら困るから。」

「気にしない！」

「お前バカ？」





なんか話せば話すほどカイってズレてくんだけど。






結局、あのカワイイ顔に桃華がやられて交換した。







なんか疲れたし…。