超能力学園
医者が出て行った病室にいるのはあたしとあたしを桃華と呼ぶ人たちと新しく来た人。






沈黙。





この人たちはあたしにとって大切な人?







「…あたし…奈留っていいます!桃華の…友達だったの。よろしくね!」






どうしてそんなに泣きそうなの?






「俺は相田要!よろしくな!奈留とつき合ってて、お前とは友達。ちなみに、このおっさんは小野田先生!担任だ。」

「おっさん言うな。鹿央、よろしくな。」

「あ…はい。」






みんな良い人そう。




だけど悲しそう。





きっとあたしを大切に思ってくれてた人たちだと思う。





みんなを見渡すと、まだ一言も話していない人と目が合った。





かっこいい…。





でもなんだろう…。





この人を見てると、不思議な気持ちになる。






「…お前、まじで…」

「え?」

「帰る。」

「おい、蓮!」






要くんはその人を追いかけていった。






あたしが悪いのかな…。











< 252 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop