超能力学園
次の日の放課後。





「蓮くーん、あたしたち桃華のとこ行くけど行く?」

「あー…いい。」

「なんでー?」

「あんま行ったら気ぃ使うだろ。」

「あのねー!桃華振り向かせるんでしょ!?行動あるのみだよ!」






そういうもん?





ここは従っておくか。






「行く。」

「よし!」

「ねぇ、質問する意味あった?」

「聞こえなーい☆」





強制連行じゃねぇか。






「蓮。」





連行される前にクラスのみんなが話しかけてくれた。





「ん?」

「要から聞いた。全部。」

「あのバカ…」

「あたし達も応援するから!高城くんと桃華、理想のカップルだったし!」

「協力する!」

「…ありがと。」

「高城が…笑った…!」

「微笑みじゃなく、笑み!」

「「「なんか…ときめいた」」」

「キモイ…」






だけどまぁ、ほんとに感謝してる。





そんな言葉もらえると思ってなかったし。





要のおかげでもあるかもしれない。






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