超能力学園
「すいません。」

「あ、はい…。」

「これ、ある人から預かったんです。桃華先輩に渡せって。」

「え?誰?」

「押しつけていなくなっちゃって…。知らない人だったし。中身もわからないんです。」

「わかった、ありがとう。」






渡してくれた女の子はすぐにいなくなった。





なんだったんだろ?





これなにかな…。





教室で奈留ちゃんと見よ。








教室に戻って奈留ちゃんを探すと要くんと一緒にいた。






「奈留ちゃん、要くん。」

「あ、桃華。あれ、それなに?」

「なんか渡されたの。その子も知らない人から渡されたって。」

「へぇー?」





要くんがその封筒を持つと、一瞬固まった。





それから、すごく険しい顔をした。






「まだみない方がいい。」

「え?なんで?」

「いいから。桃華のためだ。」





え?




どういうこと?





よくわからないまま、封筒は没収された。





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