超能力学園
「怪我ないか!?」

「へ?あ、う、うん…。」

「とっさに花瓶の軌道ズラして良かった…。抱えてよけただけじゃ逃げきれなかった…。」

「ありがと…。」

「好きな奴守るのって普通だろ?」







なんとなく、わかってきた。





蓮くん真顔だから、これ素でガチで言ってるんだね…。






あたしはもちろん、真っ赤。








「れ、蓮くん、どうしてここに?」

「なんとなく。」

「なんとなく?それすごいね。」

「そう?」






それにしても、こんなことってほんとにあるんだね。





たまたま落ちたのかな?





蓮くんにもケガなくて良かった。






あたしの不注意なのに、ケガさせちゃったら申し訳ない。






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