超能力学園
「あっ、いいところに蓮くんだー!ほら、桃華、行ってきな!!」

「えっ、ちょっと、奈留ちゃん!?」






奈留ちゃんに背中を押されてうまい具合に蓮くんの前。





ど、どうすれば…?






「びっくりした。」

「え?あ、びっくり?顔に出ないね…。」

「そう?」

「うん。」

「で、どうした?」







どうした?って言われても…




奈留ちゃんに押し出されたからな…





奈留ちゃんの方を向くと、笑顔でいなくなった。





ひどいよ、奈留ちゃん!







「えっと…これは…奈留ちゃんが…」

「ったく…。また奈留の無茶ぶりか…。」





ため息をついた蓮くん。




仲いいんだね。




奈留ちゃんには要くんがいる。





だから何もないのはわかってる。




友達だよね。





< 284 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop