超能力学園
♂蓮



カップルって、おい。





桃華に言われて、俺も断ろうとしたのに奈留と要が邪魔しやがった。





これは絶対わざとだ…。





あとで要殺す!!






桃華はかなり慌てて断ろうとしてた。




なんかそれが妙にカワイイって思った。





「ありがとうございます♪じゃ、そこに並んでください!!」





人間っていうのは不思議だ。




一回カワイイって思ったらとまんねぇ。




俺は笑うことも出来ない。




これが緊張ってやつだ。






「もっと近寄ってください!!」





嘘だろ?





桃華をチラッと見たら、赤い顔して少し近寄った。





あぁ、ヤバイかも。





これって今、要が奈留に対して想ってる気持ちと同じか?





だとしたらだ…。





俺は桃華を好きってことになる…のか。






「ありがとうございました!!来週発売のやつに載りますよ。あ、彼氏さんクールですね〜。一応お二人の名前聞いて良いですか?」

「高城蓮。」





記者は名前をメモってく。




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