超能力学園
「鹿央桃華です。」

「ありがとうございました〜。では!!」





では、じゃねぇよ。





お前らのせいで桃華が気になってきただろうが。





俺って気付けばろくに恋愛してない。





これは要に聞くしかないのか?





それって…なんかイヤだ。





「蓮ー?どうしたの?要と奈留行っちゃったよ?」

「あ、あぁ…。」






俺の顔を覗き込んだ桃華の顔が近くて…。





なんかこう…直感で頭のなかに二文字が浮かぶ。






『好き』





まぢでか、俺。






「具合悪い?」

「大丈夫。行くか。」

「う、うん…。」






あーぁ…。





こんな俺が…人を好きになってどうする。





しかも…




おせっかいで人気者で明るくてお人好しな…桃華を。





俺とは正反対な奴を。





俺って…





バカ…だな。






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