超能力学園
桃華は今俺をどう思ってるんだろうな。





顔赤くなったりとかされると少なからず期待してる自分。





だけど俺は全然桃華の気持ちなんて読めねぇし。







よく考えたら、俺が桃華を好きなことは宣言してるし。






まぁ、言ってくれるの待つしかないけど。







「行くぞ。」

「う、うん。」






桃華は俺の服の裾を掴んだ。





あ、これ好きかもしれない。





「れ、蓮くん~怖くないの?」






おどおどしながら歩いてる桃華。





マジで苦手らしい。







「今んとこ怖くない。」

「なん、ぎゃぁぁぁ!!」






仕掛けが動く度、悲鳴をあげて俺にしがみつく。





正直、お化けどころじゃない。





「桃華の声に驚く…。」

「ごめんね!でもなんかすっごい怖…ぎゃぁぁぁぁ!!」






しかもなんかリアルな叫び声。




他の女みたいに飾ってないリアクション。





桃華らしい。




そうとこがいいんだけど。






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