超能力学園
お化け屋敷を出るときには、桃華はもうヘトヘト。





「疲れた…。」

「ここで待ってろ。」

「え?」

「飲み物買ってくるから。」

「あ、ありがとう。」






要と奈留が見あたらないけどいいだろ。






どーせどっかでイチャイチャしてんだろうし。






自販機で2人分の飲み物を買う。







「はい。」

「ありがと!お金…」

「は?缶ジュースくらいで?」

「うん」

「いらねぇから。」

「でも」

「俺ケチに見える?」

「見えないけど…」

「じゃあいいだろ。」





桃華は笑って缶を開けた。





「これおいしい。」

「それ、お前よく飲んでたから。」

「へー!」






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