超能力学園
桃華の笑顔は変わってない。




桃華が知りたいなら、俺が拒否する理由はない。







要も奈留も来ないし。







俺は桃華が記憶を無くす前までのことを話した。





桃華は笑ったり驚いたり。







「ただいま~♪」

「あ、奈留ちゃん!」







しばらくして、奈留と要が戻ってきた。






「どこ行ってたんだよ。」

「探検してた~」

「むかつく。」

「怒んなって!…お前らを2人きりにしよう作戦だったんだから。」







こっそり耳打ちで要が言った。





余計なことすんなっつーの。







「で、どうだった!?」

「どうもなにも、俺はもう告白してるようなもんだし。」

「あ、そっか。」





桃華の返事待ちなのは変わらない。





でも…今俺が思ってる期待は的外れなのか?






< 306 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop