超能力学園
アレが告白か聞こうとしただけなのに。





変な方にいっちゃった…。







「あの…聞いてもいい?」

「俺は桃華の彼氏のつもりだけど。」

「もうその確認はいいです…。」

「そ。」

「あのね、あの封筒…告白だったの?かな…って…。」







たったそれだけのこと聞くのになんか遠回りしちゃった。







「それ聞きたかったの?」

「うん。」

「彼女なら言えるって?」

「うん。」

「なんか今…掴まれた。」

「え、なにを?」

「…言わない。」

「胸キュン!したんだよー。ね、蓮くん?」

「奈留…。」






胸キュン?





よくわかんないけど嬉しい…。






「あれは告白じゃねぇよ。」

「答にたどり着くまで長かった…。」

「告白だったとして、なにも反応しないし。」

「そっか♪」




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