超能力学園
隣の奈留と、斜め前の要を見るとニヤニヤしてるし。




なんで要まで?





って…




蓮のなかであたしってギリギリ友達だよね…?





恋愛対象なんてまだまだかぁ〜。






ご飯を食べたあとは、要に案内されて歩いた。





着いた場所は、カラオケやゲームやボーリングなどがある施設。





「楽しそう!!」

「まぢ!?良かった♪」





奈留と要ははしゃいでる。




さっさとくっつけ〜!!





なんて心の中で叫んでみた。





「…桃華ってこういうとこ慣れてんの?」

「え!?いや…初めて…。」

「ふーん。俺も。」





あ…今…。




笑った…。




口角あげて…しかも優しく!!






「蓮、今…!!」

「は?何言ってんの?はやく行くよ。」





それどころじゃないよ。





あたし、今の絶対忘れられない!!






蓮の笑顔1つで、あたしの1日のテンションは急上昇した。





寮に戻ってから奈留に気味悪がられたくらいに。






人を好きになるって…楽しいことなんだって初めて気づいた1日だった。




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