超能力学園
覚悟
♂蓮




要は怒ってたくせに、あっという間にもとに戻る。






寮に帰ったら、元に戻ってた。






切り替えがはやいのか、バカなのか。





まぁ、とりあえずありがたい。








だけど、今日のこと話したらまた怒り出すかな…。








「あのさ。」

「んー?」

「桃華に全部話してきたんだけど。」

「おー。」

「記憶戻そうとしたけど無理だったからさ。」

「ん?ちょ、ゆっくり丁寧に!」

「ちょっと話戻さないとなんだけど。」

「どうぞ!」







前の時のキスで思い出しそうになったことから、今日のことまでをゆっくり丁寧に説明。






「で、俺と同じことを桃華も言ったと?」

「そんなかんじ。」 

「冷静になって考えたら、人それぞれやりたくないことはあるよな~?だから無理すんな!」 

「それは…」

「わかってる。お前の過去に関係あんだろ?聞かないから安心しろ。」

「あ、あぁ…。」





わざわざ言うつもりもない。





けど、隠してるつもりもない。





いろいろとどーしたらいいかわからなくなってきた。







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