超能力学園

「でも、他の手がな～思いつかねぇんだよな～。」






それは俺も同じ。





桃華も。







「あっ、キスで戻りかけたなら、キス以上のことを！」

「今要の思春期トークにつきあってる余裕ない。」

「まじめに…言った…つもり…。」







無視。





やっぱ俺が？





だけど…。








「桃華の記憶以外からはもう手がかりつかめそうにないし…。」

「あぁ。」







なんか全部が俺に力を使えって暗示してるみたいで





むかつく。






「せめて桃華を狙う理由がわかればな…。」

「ろくな理由じゃねぇよ。」

「やっぱ？女の嫉妬は怖いからな！」

「要、今の聞かれたら女子にリンチうけるな。」

「や、やめろよ！」






どうせ逆恨みとか、妬みとか。





今までもそんなのばっかだったし。