超能力学園
あたしの力は役に立たないんだもんね?





はっきり覚えてるわけじゃないけど、なんとなくわかる力の使い方。







きっと体が覚えてるんだと思う。






ためしに自分に使ってみても、やっぱりダメ。







「桃華?」

「蓮くん。」

「具合わりぃの?」

「え?」

「顔色悪い。」





無理やり連れて行かれた保健室で熱をはかると、熱があってびっくり。







奈留ちゃんも、あたし自身もわからなかったよ…!









「2日連続で保健室に来るとは…。」

「今日は帰れば?」

「そうする。」





学校に居ても落ち着かないし。






「落ち着かないんだろ?」

「…うん。敏感になりすぎてる…。」







蓮くんはあたしのことならわからないことないんじゃないかな。






それくらい、見事に当てる。






「送るから。」

「いいよ、寮までだし。」

「送りたいだけ。」






うー…





熱上がります…。






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