超能力学園
それから、要の案内で移動した。




目的は要と奈留をくっつけることだから、自然と桃華と2人になる。





しゃべれねぇよ、緊張で…。







ついた先ではしゃいでいる要と奈留。





もう両想いだろ、お前ら…。





人の方見てニヤニヤしてるヒマがあったら告白してしまえ!!






まぁ、俺は俺でそれどころじゃなくて…。





桃華となに話すんだよ…。





グルグル考えても経験がないから意味がない。





チラッと隣を見ると、桃華は要と奈留を見てた。





嬉しそうに微笑んでて…






ドキッとした。





赤くなるのをごまかしたくて、桃華に無理矢理話しかけた。






「桃華ってこういうとこ慣れてんの?」

「いや、初めて。」

「ふーん…俺も。」






女々しすぎて笑えるけど…俺と正反対な存在だと思ってた桃華と共通点があるって思えて…。





思わず笑ってた。





要が言ってたことはこういうことなのか?





それからは、桃華が機嫌よくて、俺も楽しかった。






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