超能力学園
なぜか無言。




多分、桃華は照れてる。






「今日、泊まってくでしょ?」

「あぁ。てゆうか、他に行くとこなくて。」

「全然いいよ。」







そしてまた無言。





でも俺が我慢出来ないかもしれない。







まじで嬉しいから。






顔には出てないだろうけど。








「桃華…。」

「なに?」

「初めて話したのは?」

「え、学校案内…」

「俺を昔化け物扱いした奴の名前は?」

「匠くん」

「弟の名前は?」

「カイくん」

「おまえ自身の過去、わかるか?」

「うん。どうしたの?」






記憶をなくしたあとの桃華には言ってない。





だけど知ってる。




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