超能力学園
難しいな、人探し。






「あ、でも、横顔で見えたなかに似たような人が居て…」

「まじで?」

「それをはやく言ってよー!」

「ご、ごめん。」

「どこのクラス?」

「一個下…かな。あの辺は。3組くらいじゃないかと。」

「行くぞ。」







はやく済ませたいし。






もういい加減平和に過ごしたい。







「よし。桃華。」

「うん。」






窓から教室をのぞく桃華。







「多分、あの子。」

「あれが…」






明らかに1人でいる。





桃華も言うし、ほぼ間違いなし。






逃げられる前に。







「ちょっといい?」

「え…」

「なんかダメな理由あんの?」

「ない…です。」






周りがうるさい。





俺が単独で女子を呼んだからだと思う。






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