超能力学園
♀桃華





あたしが最後の切り札。





だから、なにもされないように蓮のうしろで大人しくする。







蓮が人に力を使ってる。






イヤなのは伝わってくる。







大丈夫、なにかあったらあたしが止める。








「ほんとに…死ぬ…!」

「大丈夫だから。蓮は限度知ってるし。お前と違って。しかもまだまだそんな出してないのに大げさすぎ。」

「ちっ…」

「今舌打ちしたー!生意気!」







要ー!!




蓮辛そうなんだから早くしてよ!!






子どもじゃないんだから…。







「お前が桃華に嫌がらせしてたんだろ?」

「ちがう。ぐはっ!」





蓮がまた少し圧をかけた。





ありがと、蓮…。






「わかった!あたしだから!あたしがやった!あたし…!」







石田さんがそう言った途端、蓮は力を止めた。






疲れてる…。






「やっと…言った…な。」

「蓮、大丈夫か?」

「あぁ。」






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