超能力学園
こんなん、と言う言葉が桃華に刺さった。





「あたし…こんな力があるけど…でもあとは普通だよ?同じ人間だよ?勝手に見ちゃったのはごめん…。力の暴発なんて言い訳だよね…。でも!!」

「思い上がらないで!!あんたは普通の人間なんかじゃない!!普通の人はそんなこと出来ない。普通ぶったって普通じゃないの!!」






頭を石で殴られたような気分だった。




それでも泣かないように耐えた。






「あたしはね、普通の友達が欲しいの!!異常なあんたなんか、認めない。」






あぁ、そっか…。




この人にとって、あたしはそんなもん。





だったら…。






「あたしと仲良かった頃の記憶、消してあげる…。」

「いらない!!さわらないで!!」





そう言って、走って行ってしまった。





消すこともさせてもらえないんだ…。






桃華はついに、泣き出した。






次の日から、桃華に対するいじめが始まった。





なぜ知られたのかなんて、簡単にわかった。





いじめの主体が誰なのかも…。






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