超能力学園
「夏休みは寮だろ?」

「うん。」

「……遊びに行くか?」

「行く!!」






ヤバイなー…。




あたし、どんどん蓮を好きになってる。





好きだって気づいたときより、告白したときより…。





蓮の笑顔はもうヤバイよ。





その時、蓮のケータイが鳴った。




蓮がケータイを開いた瞬間、固まった。






「どうしたの?」

「これ…。」






蓮に見せられたケータイの画面には…





『FROM 要

夏休みの間ってか今日から、俺の部屋で奈留と暮らしまーす!



ってことで、蓮はどっか行ってくれな〜』






…なんて奴だ。




俺の部屋って、蓮の部屋でもあるのに!!





「蓮、どーするの!?」

「…野宿?」

「やめて!!」






今、パッと浮かんだことがある。




でも恥ずかしい!!






「でもなー…クラスの奴、みんないるって言ってたし…。ホテル高いしな…。やっぱ野宿…?」






野宿はしてほしくない!!





意を決して…。





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