超能力学園
俺は教えてもらったばっかりのキッチンに向かった。





ってか…こんなに緊張するもんなのか…?




好きな女の部屋だから?






今からこんな緊張してて、夏休み中なんて大丈夫なのか…。






飲み物を手に取って戻ると、桃華は宿題を広げてた。






「もうやるのか?」

「うん!だってはやく終わらせて、奈留達と遊びたいし!それに…」

「それに?」

「蓮とだったら、すぐ出来そう!!蓮と…出掛けたりもしたいしね…?」






今のはかわいすぎだろ…。




ちょっと照れながら言うのが余計…。






「…じゃあ俺もやる。」

「ん?」

「俺も桃華と出掛けたりしたい。」

「!!直球やめて…!!」





顔を真っ赤にさせた桃華。




楽しい…。





俺ってSなのかもな…。






そんなことを考えながら、俺も宿題を広げた。






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