超能力学園
♂蓮



俺が風呂から上がると、桃華はすぐに風呂に入っていった。





あ、また上着るの忘れてた。




風呂上がりのクセなんだよな。





気をつけなきゃな。





桃華真っ赤だったし…。




思い出してちょっと笑った。






しばらくして桃華があがってきた。






「髪乾かせよ…。」

「へ?あぁ、いっつも拭いて終わりだから大丈夫。」

「風邪ひく。来い。」

「えっ?」





俺は桃華を洗面台まで連れて行った。




ドライヤーをセットして乾かし始める。






「あはは!蓮ってお父さんみたい!」





お父さんって…。





「それ、彼氏に言う言葉か?」

「ごめんごめん!」





ちょっと照れながら笑った桃華が、カワイイと思った。






「終わった。」

「これからはちゃんと乾かします。」

「ん。」





桃華は楽しそうに笑った。





この感じが幸せ?




だとしたら、俺は今幸せなんだと思う。






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