天然紳士は武士彼氏。
剣道部のドアを開ける。
(ガラガラガラ・・・)
「~~で、拙者はすごくあこがれていたんです!」
・・・この声は・・・蓮条ユキ・・・!??
「あぁ、紹介する。
次期部長の山本美幸だ。
山本っ!こいつは入部希望の蓮条ユキだ!」
「あっ!同じクラスの・・・!
よろしくお願いします、山本殿!」
蓮条は、目を輝かせながら言った。
・・・キレイな目・・・。
胸の奥が少し熱くなったのを感じた。
「あんた、剣道やったことあんの?」
「はい。むこうで少し・・・」
「寺田!」
「はいっ!」
「倉庫のヤツ、蓮条にかしてあげて。」
「はい!」
「・・・山本殿??」
「ちょっと、お手並み拝見でもするか・・・。」
「わかりました!すぐに着替えてきます!」