幸せの方程式〜13歳の事情〜



「……廉」

足音が遠くなっていくから、今しかないって思って呼び止めた。

「いいよ」

いつもの優しく包み込むような廉の声じゃなく

無機質で感情の入ってない、返事がきこえた。











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