希望の唄~運命とぶつかった純愛の物語~
「俺は、違うと思うよ」
「・・・え?」
「もし・・・この世にその2つの運命があるとして・・・それに気付いた時、俺は、変えられると思うよ」
先生は真っすぐに
「自分の力で」
あたしを見つめた―――。
「もし、こんなあたしでも変えられるのなら・・・変えてみたい」
「強くなりたい」
あたしはしっかりと言った。
「強く、なれるよ」
先生の言う言葉が、あたしの希望へと変わった。