The Prince Of Hikikomori
「…ウォルフ…」

ムーントレイだけが呼ぶ愛称

ムーントレイしか呼べない愛称

「ウォルフ…私の名も呼んで」
「ムーントレイ…
………レイ………」

レイという愛称も
オレしか呼ばない彼の名。

「レイ、レイっ…もう……」

二人だけの
二人しか知らない名前を呼び合うだけで
胸が
体が
心が
全てが
彼でいっぱいになる。

「我慢しないで…
イきなさい…」

「レイ…名前っ…
もっと呼んでぇ~」

「…良いですよ…
ウォルフ、ウォルフ…
…私の可愛い…ウォルフ…」

名前を呼ばれて、
見つめられて、

「もっ…
…あっ…やぁぁっ…!」

ムーントレイの見つめる前で
達っしてしまった。

それと同時に
強く抱きしめられ、
深く、激しく、
甘いキスをくれた。

「レイ…好き…」

ぎゅっとしがみついて
耳元で囁く。

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