The Prince Of Hikikomori
あれから…
一枚もなかった写真が
アルバム7冊以上になり、誕生日が
待ち遠しくなった。

「…学校はヤダ…」

第4王子のオレは
学校でも良い扱いは
されない。

それを理解して
ムーントレイは笑顔で

「では、
私がお教えしますから
お部屋で
勉強致しましょう」

と軽く言ってしまう。

今では、
学校へ行けば
学年トップくらいの成績になるだろう。

だから、
誰も何も言わない。

ムーントレイが
一番オレを
甘やかして…
それでいて厳しい…。
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