年中無休クリスマス
信じてなんかない。
小さい頃、クリスマスになると当たり前だけどサンタクロースを待っていた。

幼稚園では、サンタからのプレゼントと手紙を人一倍自慢してたような気がする。

心に残っているプレゼントは、小4のときにもらった、そのときに着るにはまだ少し大きめのゴスロリ服。

こっちが頼んだわけじゃないし、正直そういうフリフリした服って、苦手なんだけど、なんか心に残ってるんだ。

でも、その年にお姉ちゃんがサンタの正体をばらした。

すごいショックで、悔しくて、小5からはサンタが来なくなった。

所詮そうなんだろうな、って思い始めてたから、それが現実になって、期待を裏切られた感じ。

大人なんか信じられなくなったし、絶対現実しか見れない。

それはそれで冷静でいいと思うんだけど、それ以来、中2の今でも『恋』してない。

出会いが無いんだよね、出会いが。

クリスマスの夜に奇跡が起こるといいな、とか考えてる低レベルの奴らなんかとうちは違うんだから、そう簡単に出会えるはずないけどね。

もし、本当にサンタが居るんだったら、今年のクリスマスは彼氏が欲しいとか、きっとお願いしてるのに。

うわ、うちも低レベルな発言するんだな。

うちは、良い子にしてようが何だろうが、サンタなんて絶対来るわけがない。

―たぶんね。
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