《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 あんなルミナミエの姿、エクシリオンは初めて見た。

 っとその瞬間。

「もう、私の助手じゃない!」

 突然ルミナミエが叫ぶ。

 なぜ、なぜ?って思う前に――

 ルミナミエは左手をエクシリオンの前に出し、青白い光線を出した。

 エクシリオンの頭に当たり、そのまま倒れてしまった。


「こっ、これは・・・」

 幼き日のルミナミエ、そしてエクシリオン。

 野原で仲良く並んでいる絵がある。

 写真のL版サイズぐらいの大きさ。

 こんなところにあったとは思わなかった。

 同時に、ふとよみがえる。


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