《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 あまりにも突発過ぎる命令。

 最初は訳分からなかった。

「ルクさんを殺せと・・・。」
「殺さなかったら、お前の好きなものを殺す。」

 その低い声は、あまりにも恐ろしい。

 グサッとさしては、一生突き刺さったまま。

「分かりました。」
「おお、よい子だ。
 ちなみに、お前が殺したとは分からないように、わしが始末するから安心しなさい。」

 そのまま、去っていった。


 あれから、エクシリオンは父の言われるままに、ルクファーダを殺した。

 だれもいない部屋で・・・


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