《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 本当は、人や動物を救うための魔法。

 でも、今は戦いのために使っても仕方ない。

 これから先の人や動物の命を救うと思えばいいっと開き直る。

 ほんの少しだけ迷いが生じるが、振り切ってどんどん前に進む。

 希望の光をつかみに。


 出発してから、どれだけ経ったのだろうか。

 山の中腹、うっそうと茂る木の間。

 土の色に合わせた色の扉がある。

 見た感じほとんど見分けがつかない。

 ドードレッシ家の隠れ家だ。

 ルミナミエの存在がばれないように魔法をかけ、扉を開ける。

 

 
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