《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 中は本当に真っ暗。

 おまけに底まで十メートルまであるのに、梯子のような道具一つない。

 
――仕方ない、魔法使うか。――

 ペンダントを両手で覆い、

「レティダダン。」

 小声で魔法を言った後、ペンダントを下に動かす。

 すると、ルミナミエの体が動き、宙に浮いている!?

 中に入り、ゆっくり下降する。

 でも、それとは対照に心臓の動きは早い。

 そして、無事着地。

 手をペンダントから放し魔法を解除。


 
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