《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 ところどころに、ほのかな光があるだけ。

 あとはもう真っ暗。

 それに、いつまでも道が続いているように見える。

 一体どこにアルベールの部屋があるのか・・・

 そもそも、部屋っと言うものがどこにあるの?って言う話になる。


 でも、ルミナミエは分かっている。

 どう行けばいいのか分かっている。

 自信満々気に進む。

 すべてはあの書類が教えてくれた。

 ただ、今はまっすぐ進むだけ。

 狙うはアルベールの命。

 本来ならエクシリオンの命を狙うはずだが、なぜかその気になれない。

 “好き”

 この感情が邪魔している。



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