《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
 すると、透明人間のように消えた。

 いつもの青白い光は出ない。

 っと思いきや、アルベールの椅子の後ろに立っていた。


――よし、あとは・・・――

 っとアルベールを見た瞬間――

「小娘みぃつけた。」

 びくっとルミナミエは震える。

 
――なんで、なんで見つかるの?――

 気が付くと、透明だったはずのルミナミエの体が戻っている。

 計画通りに行けば、透明のままアルベールを殺すはずだったのに。

 ルミナミエはアルベールを睨みつける。

 アルベールはその顔を笑っている。

 今は悔しいどうのこうの。


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