《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「好きだから。

 すべては、ルナのことが、好きだから。」

 エクシリオン、顔が赤い。

 だけど、もっと赤いのはルミナミエ。

 聞いた瞬間、心臓がひっくり返ったような。

 今までやっていたことを、すべて忘れたような。

 体中が熱くなったような。


 とにかく、言葉が出ない。

 思いが通じた感じがしない。

 好きなのに、

『私も。』

 っと言えない。

 一気に、有頂天にたどり着いたからなのか。

 もう、訳分かんなくなってきた。


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