《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「だから、密かに死産したこの遺体を使って、人とほぼ変わらないロボットを作ったんだ。

 そのロボットが、ルミナミエ、あなただ。」

 言い切った後、エクシリオンの呼吸が再び荒くなる。

 ふつう、治療するのだが、当の本人は放心状態。

 もう、何がなんだか・・・。


 一応、エクシリオンは何が言いたいのか分かる。

 しかし、あまりにも衝撃すぎる。

 体のあちこちを見ても、普通の人間。

 それしか思えない。

 これがロボット。

 どこに証拠が?


「違う、私は、人間。
 人間ルミナミエだ!」

 こう叫んでもおかしくない。


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