《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
ルミナミエは今度こそ、治療を始める。
とはいっても、道具はないから、魔法しか治療法がない。
まずは、魔法で体の中を調べる。
――これは、ひどい。
もはや・・・。――
この状態は、覚悟しなければならない。
ルミナミエにとって一番嫌な三文字。
きっと、魔法のドームが爆発したうえに、無理して魔法をかけたことが原因だろう。
これは、医者としての判断。
そう言い聞かせて・・・
「シオン、大好きだよ。ごめんなさい。」
黒い光。
これが見えた瞬間、エクシリオンがぱたりと地面に倒れた。
消えて、ルミナミエは確かめる。
「シオン。シオーン。」
この涙は、もうエクシリオンには届かない。
後悔しても、届かない。
とはいっても、道具はないから、魔法しか治療法がない。
まずは、魔法で体の中を調べる。
――これは、ひどい。
もはや・・・。――
この状態は、覚悟しなければならない。
ルミナミエにとって一番嫌な三文字。
きっと、魔法のドームが爆発したうえに、無理して魔法をかけたことが原因だろう。
これは、医者としての判断。
そう言い聞かせて・・・
「シオン、大好きだよ。ごめんなさい。」
黒い光。
これが見えた瞬間、エクシリオンがぱたりと地面に倒れた。
消えて、ルミナミエは確かめる。
「シオン。シオーン。」
この涙は、もうエクシリオンには届かない。
後悔しても、届かない。