《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
エピローグ ~今も心の中にいる~
 今日も、さんさんとお日様が差し込む。

 のんびり過ごしたら、きっといいだろうな・・・。
 っと、ルミナミエは思う。

 彼女はもう、おばあさん。

 “あの戦い”から五十年もの時が経っている。

 だけど、昔と変わらずきれいな人だ。

 あの時から、許婚と結婚し、子どもも生まれた。

 もちろん、だれにも操作されず、自分の意思で動いている。

 今は、息子にローデンス家の当主の座を譲っている。


 こうして、毎日悠々自適。

 逆に、ちょっと暇かな。

 まあ、かつては忙しかったから、こうしてなくなるとなんか寂しくなるものだ。

 体調には気を付けないとね。

 そんな中の毎日の日課。



  
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