《完》17歳の医者 ~天才医者は助手に恋した~
「昔、昔のことだ。

 この国には、悪い魔法使いがいた。

 人々を苦しめ、お医者さんのローデンス家の人を殺すなど、いっぱい悪いことをした。

 その時この国のお姫様ミュウエノア様も、悪い魔法使いに殺された。

 この悪い魔法使いは、この国の王になり、この星の王にもなろうとしていたのだ。」

 昔話をしているのか。

 どうせ、あれなんだろうな。


「そこで立ち上がったのは、ローデンス家の主、ルミナミエ様だ。

 ルミナミエ様の助手は、悪い魔法使いの子ども。

 そんな、様々な困難を乗り越え、ついに悪い魔法使いを倒したのだ。」

 子どもたちの目は真剣。

「どうやって倒したの?」

 ちょっと、人の話最後まで聞こうよっと突っ込みたくなる。



 
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